新幹線の輸送力と日本の優位性
今日は大阪から静岡へ出張で新幹線。
ふと、思った。
日本の新幹線の輸送力ってすごいなって思う。
例えば、大阪から東京へ移動するとすると、新幹線と飛行機、高速バスなどがあるけど、東京方面へ行くときは、主に飛行機か新幹線。値段と時間帯で使い分けている。
飛行機1機に乗せられる人員は、ざっくり250人から500人くらい。
それが例えば関空から東京だとANAの発着が多いけど30分から1時間半に1本。
関空ではANAに便数の少ないJALとLCCを合わせても、20,30分に1本と考えていいくらいだと思う。
大阪伊丹から東京でも、JALとANA合わせて30分から1時間に1本くらいかな。
ところが、
新幹線のぞみは、1回、16両編成で約1,300人運べる
とのこと。それが朝から晩まで、おおよそ10分おきにのぞみ号が走っている。
停車駅は、京都、名古屋、新横浜、品川だけ。新大阪から乗った多くの人が、新横浜、品川、東京で降りることを考えると、飛行機にとって新幹線には敵わない。
飛行機の方がホスピタリティが高いし、値段も前売りやLCCだと安いので、選択の余地はあるけど、
リニア新幹線の時代になったら国内線の飛行機は競争が激しくなり、
海外路線に活路を見出さないと生き残りが厳しいだろうな。
もしくは、飛行機と都心部の交通アクセスを良くしないとね。
最も着目したい点は日本の国土が狭いゆえに優位性がある
ということ。
交通網が張り巡らされ、移動が容易ということは、他国と比べて人的集約コストが安く済む。
輸送コストも安く済む。
リニア時代になれば、日本三大経済圏の東京、大阪、名古屋が、アジアにおける日本大経済圏として活躍できるのだ。
そのためには、空港と新幹線とリニアの接続は重要である。
しかしながら、他国も、同じようにインフラ整備は大事と考えているはずである。
中国の公共インフラ網の規模、すでに日本を超えている。
ここ10年から20年程度で急速にインフラ網が発展したのだ。興味があるなら、中国主要都市、北京、上海、広州などのインフラ網を見れば、驚くはずだ。
中国をはじめとする他のアジアの国を見くびる事なく、自国の発展を望めたらいいね。